目次事例集デジタル時計(Ver2)部品説明


超高精度デジタル時計(Ver2) ケース作成


このページではアクリル板を加工して作ったケースを紹介します。
アクリル板を折り曲げるのには「アルマゲドン」を使用しました。


背面部

背面部にはスカイブルー色のアクリルを使用しました。
背面部は背面と側板と補強部です。
最初に補強部を曲げます。



カバー

カバーにはガラス色のアクリルを使用しました。
カバーは背面部を作成した後に作成します。
背面部のサイズに合わせて折り曲げます。
左右の長さを同じにするために片端の切断は折り曲げが終了した後で行います。




展開図

背面部の角は背面、側板、補強板の三カ所の曲がりが重なるので、3.5mmの穴を開けます。この穴が無いと曲げた部分のアクリルが盛り上がってしまいます。


カバー固定金具
背面部の四隅に真鍮の板で作ったカバー固定金具を取り付けます。
真鍮の板は幅6mm、厚さ3mmで長さ約20mmに切ったものを使っています。
2.5mmのドリルで2カ所穴を開けます。一つは金具を背面部に固定するためで、もう一つはカバーを固定するために使います。背面部への金具の固定には2mmの皿ネジを使い、6mmのドリルでアクリルに開けた穴にテーパーを付け、皿ネジの頭がアクリルの板に隠れるようにします。
カバーを固定するための穴はタップを使って3mmの雌ネジを切ります。このネジ部の背面部のアクリルには5mmの穴を開けて、カバー取り付けのネジが通るようにしています。




スイッチ類の取り付け穴

背面部の右側面に電源コネクタ、TVアンテナコネクタ、ボリューム、時刻設定スイッチなどを取り付ける穴を開けます。最初は3mm位の穴を開け、徐々に大きなドリルで穴を大きくし、最後はリーマを使って部品の取り付け部のサイズにします。少しずつ大きくして、部品を穴に当てて確認をしながら開けます。大きすぎると元には戻せませんので、慎重に開けます。
また、あまり力を入れるとアクリル板が割れてしまうこともあるので、慎重に作業する必要があります。




カバーの穴
カバーには背面部との固定用の穴、スピーカの穴、それと通気用の穴を開けます。
通気用の穴は上下に開けます。